こんばんは。Twitterクラスタにはおなじみの、そしてFacebookクラスタでははじめましての方も多いと思いますが、NABEMONと申します。
Facebookで繋がっている方には意外に思われるかもしれませんが、IT製品のセミナー講師やIT勉強会のお手伝いというのは世を忍ぶ仮の姿でして、実は作曲したりクリエイターとコラボして作品をプロデュースしたりするおじさんです(もちろんアマチュアです)
ここ最近、Facebook活動をサボってTwitter活動に精を出していたわけですが、自作曲を定期的にアップしてると、だんだんクリエイターの方々同士の繋がりも増えてきました。中には、プロの世界で活躍している雲の上のクリエイターの方々もいて、目の回るような思いです。そんな方々とTwitterで絡ませてもらったり、さらには一緒にCDを作ったりと、楽しい日々を送っております。
前置きが長くなりましたが、今日はスキャット後藤さん主催のクリエイター作戦会議という勉強会に参加してきました。
スキャット後藤さんは、ドラマ「女囚セブン」や、欅坂46主演の『徳山大五郎を誰が殺したか?』などを手がける劇伴作曲家です。また最近はアーティストとしての個人作品やYoutube等様々な領域で活動されており、Twitterでお見かけして以来フォローさせていただいていました。
いつかお話する機会があったらと願っていたのですが、こちらのツイートを拝見して、即申し込ませて頂いたという流れです。
ツイートを拝見したときは、音楽系のクリエイターが仕事を得るための方法を考える側面が強いかなと思い、一瞬躊躇いました。というのも私自身は、プロのサウンドクリエイターに戻りたいと思っているわけではありません。もういい年ですし、職業人として私自身が積み重ねてきた実績や経歴は、残念ながらサウンドクリエイターに求められるものとはかけ離れてしまいました。
ですが、自分の進めているプロジェクトとの兼ね合いで、プロとアマチュア、商業と趣味の境目が曖昧な領域で、いろいろな人を巻き込みながら活動を広げている人、そしてこれから活動を広げたいと思っている人の話を聞いてみたいと思って参加しようと思ったのです。
とここまで壮大な前振りをしておきながら、有料の会なので後藤さんのお話や、会に集ったクリエイターさんのお話の詳細を書くことはできません。また話の内容が多岐にわたるので、書き記すのが難しいのも理由です。ですが、会のテーマと印象に残ったトピックは書くことができます。
今回のテーマは「どうやったらファンが増えるか」「どうやったらウリを作るか」でしたが、実際の会のテーマは「どう自分の活動領域を広げていくか」という話題が多かったように思います。
後藤さんが仰っていたお話の中から、大事なポイントをいくつかピックアップしてみました。
まず自分が何をしているのか、作品や考えや人となりを発信していかないと気づいてくれない。発信すれば、リアルで会ったときにも会話の種になる。まずアウトプットすること。
壮大な構想はやめて、自分にコントロールできる範囲で、小さく、少しずつアウトプットを続けていくこと。そこから周りの人のフィードバックを得て、軌道修正していく(例えば、人生を賭けた生涯の最高傑作なんて、大抵は永遠に完成しない)
自分がやりたいと思うことと、周りの人から見た魅力は異なっていることが多い。自分ではなかなか気づけないから、小さな種をいくつも仕込んでおいて、当たるまでやる。
120%の会心の出来を目指して時間をかけるよりは、80%でいいからとにかく完成させて次の取り組みに移ること
スキャット後藤さんの仰っていること、ビジネスマンの世界で一流の方々が仰ってることと全く同じですよね。ただ具現化の仕方が異なるだけ。というか、音楽を作るのもソフトウェアを作るのも広告を売るのも、みんな「ビジネス」ですよね。
定期的に小さくアウトプットしないとダメだよと、(私の業界の)偉大な先達に言われ続けてきたことの大切さ、音楽クリエイターの集う場で改めて思い知らされました。
実際の会は、それぞれの方々の具体的な取り組みなど、様々な興味深い話題について語り合いました。集まった方々も音楽だけでなく、イラスト、舞台演出、ゲーム制作など、音楽を軸に多様な活動をされている方々ばかりで、大変刺激になりました。僕の乏しい記憶力では追い切れなかったので、そろそろ筆を置きたいと思います。スキャット後藤さん、参加者の皆様、ありがとうございました!和気あいあいと楽しい会でした!
こちらの「クリエイター作戦会議」ですが、会の参加者に合わせて、毎回テーマを変えてディスカッションしているそうです。今後も開催の機会があると思いますので、もしクリエイターの方で気になる方がいたら、スキャット後藤さんのサブ垢 @cutecool_kikaku を是非チェックしてみてください。
最後にNABEMON自身は何をやりたいのかというと、サイトのプロフィールにも書いている通り
- クリエイターのコラボレーションを通して、10年間みんなで創作して遊べる世界観とコンテンツを生み出すこと
- 音楽だけでなく、動画やアートも交えたクロスメディアな作品を作ること
- そしてそれらの活動を通して自分自身も音楽クリエイターとしての活動の場を広げていくこと※
そのためのベースとなるのが、今進めようとしているプロジェクト、というわけです。
もっと曲書かねば。ブログも定期的に書かねば。アウトプットが全然足りない。ご笑覧いただければ幸いです。
スキャット後藤さんの最新作品はこちら:
※「この自分自身もクリエイターとして」というのが結構大事だと思っていて、みんなと同じ立場で参加しているという意識が信頼してもらえるきっかけにもなると思うし、自分自身の精神衛生上も良い。自分はクリエイターの集まりへの奉仕者でもなければ管理者でもなく、同じクリエイターなんだと心の中で叫んでます。
※ここで単にクリエイターというときは、単に創作をする人という意味合いで使っています。商業のコンテンツ制作者の場合は、「プロの」「商業の」と頭につけています