SEVENTH END CHRONICLE(2018-M3春)の全曲感想を書くよ!(DISC1)

M3

NABEMONです。というわけで、M3春お疲れ様でした!今までたまにコンピに参加する以外は一般参加者として気楽にやっていた私ですが、今回は26人のクリエイターによるファンタジーコンピアルバム「SEVENTH END CHRONICLE 第一章 古代機械の秘密」の取りまとめをさせて頂きました!大変な面もありましたが、楽しく、あっという間の制作期間でした。コンピに携わってくださったクリエイターの皆さま、そして俺式ファンタジーのブースに立ち寄ってくださった皆様、本当にありがとうございました!

今までは制作の立場から、また発売前という事もあり、個別の楽曲への個人的な感想は控えてきたつもりですが、今日はあくまで1リスナーとして、クリエイターの方々へのお礼も兼ねてそれぞれの楽曲への「音楽面」での感想を書いてみたいと思います。もしよろしければ、CDをお持ちの方もぜひ ハッシュタグ #ぼくらのファンタジーコンピ を付けて、ツイッターやご自身のブログに感想を投稿してください!

DISC1

トラック2 メイソン夫人の家政人形/宮橋さま

ファンタジーにふさわしい、ヨーロピアンテイストの楽曲の中に、コミカルさとかわいらしさ、哀愁・重々しさなどが洗練されたアレンジと演奏で表現されていて、本当に引き込まれました…!すごくオシャレで聴きやすいけれども、複雑な味わいがあって、聴いた後の余韻が素晴らしかったです…!

トラック3 鋼鉄の月下美人/あべし様

神秘的な建造物とそこに眠る遺物を思わせる曲でした…!RPGのダンジョンやイベントシーンで流れたら、きっと美しさに震えます!空気感、透明感、サウンドスケープが素晴らしいのですが、同時にメロディアスな曲でもあります。個人的には、中盤のアコギが入るところがすごく好きです。

トラック4 時の器/ユーリー様

こちらもダンジョン系の楽曲。天空に浮かんでいるかのような浮遊感のあるストリングスと、パーカッションやシンセが奏でる練りこまれるリズムが癖になって、何度でも聞きたくなってしまいます。戦闘曲と、「時の器」を切り替えながら聴くという一人遊びをしてるのですが(そこ、引かないでくださいね…)本当にRPGで遊んでいるような気分になります(笑)

トラック5 タイタン/稲米様

大地を駆け抜けるような雄大で力強いオーケストラ曲で、聴いていると心がとっても元気になります(笑)広大な自然や偉大な存在を表現するのにふさわしい、広がりを持った曲でした!かっこよさと優しさが同居した素敵な曲です!

トラック6 グローブランケット/beco-様

包み込まれるような優しい楽曲。ブランケットの名前の通り、ストリングスと木管がまるで毛布のように聴いている人を包み込みます。映画音楽のように重厚で、豊かな和音を聴かせてくれます。穏やかな楽曲ですが、ドラマチックな展開も孕み、オーケストラの醍醐味を味わせてくれます。

トラック7 古式金属製鉄所/つばさくん さま

人知れぬ秘境にある村や里を思わせる、RPG好きにはたまらない楽曲です。木管によるトラッド色の濃いメロディーと、一見相容れないような工業的なリズムが絶妙に調和して、古代の呪われた技術を絶妙に表現しているなと思いました。熱い鉄を思わせるほとばしりや、作業者の掛け声のような低音のコーラスが好きです!

トラック8 自動野菜調理器/あだPさま

ジャズのテイストをほのかに感じる、聴いていて楽しくなるようなリズミカルな曲。トントントンというリズムが癖になります。ファイナルファンタジーのコミカルなシーンを思わせる…と思いきや!?タイトルとは裏腹に、後半意外な展開が待っています。この変化も「ファンタジー」な感じでとっても好きです!

トラック9 磐石の月風車/Potwiさま

冒険の始まり、お祭り騒ぎ、古代機械に秘められた脅威、そして想像もし得ない恐るべき結末へ…!曲の展開と共に、具体的が場面が目に浮かぶようなオーケストラ曲です。 楽しさ・美しさ・狂気などが入り乱れたカオティックさ、聴いていてトリコになりました!

トラック10 魔導探知機/白木滉平

RPGと言えばマーチ、オーケストラと言えばマーチですよね。というわけで冒険っぽさが詰まった、ヒロイックで起伏に富んだ打ち込みオーケストラ曲です。冒険の途中で遭遇する困難、旅の途中の休息、栄光、そういった様々なシーンが思い浮かぶ、とても素敵な曲です!

トラック11 血を紡ぐ大糸車/丸仔蚕

おどろおどろしい設定の曲ですが、聴いてみるとそんなに怖い感じじゃなくて(笑)、ダンジョン感あふれる勇ましい雰囲気の曲でした!光の届かない地下室とのことですが、なにやら大掛かりなトラップが沢山仕込んでありそうですね!

トラック12 刻空レプス/Ruca様

様々な世界を渡り歩いているかのような不安定さと、本来自我を持つべきではなかった存在の悲しみを感じさせる曲でした…!

トラック13 空統儀/Honparinton様

エレクトロニカの要素を感じさせつつ、美しいピアノとベースの絡み、そしてストリングスに歌声が重なって、切ないストーリーにふさわしいエモーショナルな曲でした。雪に覆われ静かに終わっていく、壮大な世界の中に埋もれた小さな物語にふさわしい美しい楽曲です。

トラック14 ヒイロカネ/carimelo club(肥田野 洋)様

終止夢見心地な、といっても平坦な曲調ではなく、不穏なイントロから浮遊感のある中盤、そして輝かしい終盤を経て、再び暗黒へと回帰していく起伏に富んだオーケストラ曲です。クラシック的な技巧が散りばめられていて、オーケストラ曲を書くのが好きな私としては耳が離せませんでした!

最後に、自分の曲なので感想は書きませんが、トラック1から本企画のオープニングとなる「セブンス・エンド・クロニクル」メインテーマを全曲フルバージョンでご紹介します!もし興味を持ってくださった方は、BOOTHで通販をやってますので、よろしければ覗いてみてください!

いかがでしたか?DISC2のレビューは明日のブログでご紹介します!それでは!

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